最適拠点立地計算機能、最短ルート計算機能を強化したACT距離計算パッケージ Version 7.0 の出荷を開始しました。
■最適拠点立地計算機能
最適拠点立地計算機能は、配送センタや営業拠点の最適な立地を計算する機能です。拠点から納品先までの走行距離(または所要時間)と納品先の荷量との積の総和が最小になる地点を算出します。
従来の機能は、複数の候補地点の中から指定した数の最適拠点を選択するものでしたが、新バージョンでは、道路データのすべての交差点(ノード)の中から最適な1点を探索する機能が追加されました。
(従来の「最適拠点立地計算機能」は、Version 7.0 からは「最適拠点選択機能」に名称を変更しました)
【従来】候補地点から複数地点を選択 | 【新機能】最適拠点位置を計算 |
(注)上図は三井造船システム技研株式会社製「市区町村行政界地図」を使用しています。
■最短ルート計算機能
最短ルート計算は、複数の地点を巡回する最短巡回経路(巡回セールスマン問題)を計算します。従来の機能では、出発地点と到着地点を固定した巡回ルート計算のみでしたが、新バージョンでは、これに加えて、
(1)出発地点のみを固定した場合(往路を最短にする計算)
(2)到着地点のみを固定した場合(復路を最短にする計算)
(3)出発地点、到着地点を固定しない場合
について最短巡回順路を計算することができるようになりました。
出発地点・到着地点固定 | 出発地点のみ固定 |
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到着地点のみ固定 | 出発地点・到着地点を固定しない |
(注)上図は三井造船システム技研株式会社製「道路地図(標準版)」「市区町村行政界地図」を使用しています。